【開催報告】京都食ビジネスプラットフォーム健康機能性部会|管理栄養士と健康商品開発を考える

2026年10月5日(月)、京都経済センターにて、京都府・京都食ビジネスプラットフォーム健康機能性部会の研修会「管理栄養士と考える『必要とされる健康商品』の作り方」が開催されました。
弊社代表取締役・管理栄養士の住吉彩は、2025年から同部会のプロデューサーを務めています。今回の研修会では、住吉が基調インプットの講師を担当し、弊社に参画する管理栄養士3名も登壇。京都府内の食品・素材関連事業者の皆さまと、生活者に必要とされる健康商品・サービスの開発について考えました。
研修会では、自社商品の健康面の特徴を整理するワーク、乳幼児・高齢者・介護・腸活などの現場課題を共有するトークセッション、企業様と管理栄養士による共創ワークショップを行いました。今回は、当日の取り組みと参加者アンケートから見えた成果をご紹介します。
2025年から京都食ビジネスプラットフォーム健康機能性部会のプロデューサーとして活動
京都食ビジネスプラットフォームは、京都の食に関わる事業者同士の連携を通じて、新しい商品やサービスの創出を目指す取り組みです。
弊社代表の住吉彩は、2025年より健康機能性部会のプロデューサーとして活動しています。京都府内の食品・素材・加工技術と、食や健康に関する専門的な知見を組み合わせ、生活者の課題に対応する商品・サービスの創出を目指しています。
今回の研修会では、食品事業者が持つ商品や技術を、乳幼児、高齢者、介護を必要とする人などの食生活にどのように役立てられるかという視点から検討しました。
研修会の開催概要
今回の研修会は、京都府内の食品・素材・関連事業者を対象に、企業様が持つ商品・素材・技術の特徴を整理し、管理栄養士の現場視点を取り入れながら新しい健康商品・サービスの可能性を考えることを目的として開催されました。
- 研修会名:京都食ビジネスプラットフォーム 健康機能性部会 研修会
- テーマ:管理栄養士と考える「必要とされる健康商品」の作り方
- 開催日時:2026年10月5日(月)13:30~16:30
- 会場:京都経済センター 会議室
- 主催:京都府/京都食ビジネスプラットフォーム
- 対象:京都府内の食品・素材・関連事業者など
- 健康機能性部会プロデューサー:株式会社My Land 代表取締役・管理栄養士 住吉彩
- 登壇:乳幼児分野:稲本さつき、高齢者・介護分野:平田由美、腸活・発酵分野:橋本沙織
当日のプログラム
- 13:30~13:35|開会あいさつ
京都府農林水産部 流通・ブランド戦略課 - 13:35~14:05|基調インプット
講師:健康機能性部会プロデューサー
株式会社My Land 代表取締役・管理栄養士 住吉彩 - 14:05~14:55|管理栄養士トークセッション
乳幼児、高齢者・介護、腸活・発酵の分野で活動する管理栄養士が、生活者の食生活で起きている課題を共有。 - 14:55~15:05|休憩
- 15:05~16:00|管理栄養士との共創ワークショップ
企業様の商品・素材・技術と管理栄養士が把握する生活者の課題を組み合わせ、新しい健康商品・サービスの可能性を検討。 - 16:00~16:30|交流会
参加事業者と管理栄養士による情報交換・交流。
研修会の開催案内は、こちらの記事からご覧いただけます。
住吉彩が基調インプットに登壇|必要とされる健康商品をどう考えるか
基調インプットでは、弊社代表の住吉彩が、健康商品開発に必要な市場の捉え方や、商品が持つ健康面の特徴、管理栄養士の専門性を活用する方法についてお伝えしました。
健康に配慮した商品であっても、栄養面の特徴だけでは、生活者に継続して利用してもらえるとは限りません。例えば、食べにくさ、調理の手間、価格、商品の選びにくさなどが、日常生活に取り入れる際の障壁になることがあります。
そのため、商品開発では原材料や栄養成分から考えるだけでなく、「誰が、どのような場面で、何に困っているのか」を明確にすることが重要です。今回の基調インプットでは、こうした視点を踏まえ、参加事業者が自社の商品・素材を見直すための考え方を共有しました。

弊社管理栄養士3名が登壇|現場で感じている食生活の課題を共有
管理栄養士トークセッションには、乳幼児、高齢者・介護、腸活・発酵の各分野で活動する弊社の管理栄養士3名が登壇しました。それぞれの現場で接する生活者の困りごとや、既存の商品・サービスでは十分に対応できていない点について意見を交わしました。
乳幼児分野|子どもの食べやすさと保護者の負担
乳幼児の食事では、必要な栄養を摂ることに加えて、子どもの発達段階に合った食べやすさや、保護者が無理なく準備できることが重要です。
例えば、栄養面に配慮されていても、調理に手間がかかったり、子どもが食べにくかったりすれば、家庭で継続して利用することは難しくなります。乳幼児向けの商品を考える際には、子どもと保護者の両方の視点が必要であることを共有しました。
高齢者・介護分野|食べる本人と食事を支える人の課題
高齢者や介護が必要な人の食事では、食べやすさ、調理方法、食事を準備する家族や介護者の負担などが課題になります。
食べる本人の状態に合わせた食品であることに加え、家庭や介護現場で準備・提供しやすいことも重要です。食品の開発段階から、実際に食事を用意する人の負担を考える必要があります。
腸活・発酵分野|食品の特徴を日常の食生活へつなげる
腸活や発酵食品については、健康に関する情報への関心があっても、何を選べばよいか、どのように普段の食生活に取り入れればよいか分からないことがあります。
商品開発では、栄養情報の正確さに加え、生活者が選びやすく、日常的に取り入れやすい食品の形や情報提供の方法も検討する必要があります。

自社商品・素材を活用した新しい健康商品を考える共創ワークショップ
研修会では、参加事業者が自社の商品・素材・技術を整理するワークに取り組んだ後、管理栄養士とともに新しい商品・サービスの可能性を検討しました。
企業様が持つ原材料や加工技術に対して、管理栄養士が現場で把握している生活者の困りごとを共有し、どのような対象者に、どのような形で届けられるかを考えました。
また、参加事業者同士が異なる食品や素材の組み合わせについて意見を交わす場面もあり、自社だけでは考えにくかった新しい商品開発のアイデアが挙がりました。

参加者アンケートから見えた成果
生活者のニーズを知る機会に
参加者からは、介護や子育ての現場でどのような商品が求められているかを知ることができたという意見がありました。また、管理栄養士が日常的に多くの生活者と接していることが新たな発見だったという回答も見られました。
参加企業にとって、自社だけでは把握しにくい生活者の課題を知る機会となったことがうかがえます。
共同開発や商品開発に向けた具体的なアイデアも
アンケートでは、農産物と伝統食品を組み合わせた加工食品や、だしを活用した商品など、異なる食品・素材を組み合わせた開発アイデアが挙がりました。
今回の研修会から分かったこと
管理栄養士は商品開発の企画段階から関わることができる
管理栄養士の役割は、完成した商品の栄養監修やレシピ制作だけではありません。生活者の困りごとを共有し、商品を使う対象者や利用場面を考える段階から、企業様と一緒に検討することができます。
企業同士の連携も新商品開発の選択肢になる
今回の交流を通じて、異なる食品や素材を組み合わせた商品開発のアイデアが挙がりました。自社の商品・技術に他社の原材料や加工技術を組み合わせることも、新しい商品を考える方法の一つです。
アイデアを商品化するためには、継続的な検討と検証が必要
研修会で生まれたアイデアを具体的な商品にするためには、対象となる生活者や商品の用途を明確にし、試作品の検討や評価を重ねる必要があります。今後は、参加事業者の連携希望や開発テーマを整理し、具体的な取り組みにつなげていくことが重要です。
My Landが目指す、企業様と専門家による商品・サービスづくり
株式会社My Landは、食と健康に関する社会課題を起点に、企業様・専門家・生活者をつなぎ、既存の商品・サービスや日常の顧客接点に専門性を取り入れる事業づくりに取り組んでいます。住吉が2025年からプロデューサーを務める京都食ビジネスプラットフォーム健康機能性部会での活動も、その取り組みの一つです。
今後も、京都の食品・素材・加工技術と、管理栄養士が把握している生活者の課題を結びつけ、企業様同士の連携や新しい商品・サービスの開発につながる機会をつくってまいります。
食品・健康商品の開発に管理栄養士の専門性を取り入れたい企業様へ
- 自社の商品・素材を活用して新しい健康商品を開発したい
- 管理栄養士が把握する生活者のニーズを商品企画に取り入れたい
- 既存商品の新しい用途や対象者を見つけたい
- 乳幼児向け食品、高齢者向け食品、介護食などの開発を検討している
- 他の食品メーカーや素材事業者との共同開発に取り組みたい
- 専門家とともに商品開発の企画から検証まで進めたい
My Landでは、商品開発の方向性が決まっていない段階から、企業様が持つ商品・素材・技術と生活者の課題を整理し、必要な専門家や協力先を組み合わせた取り組みをご提案しています。
新しい健康商品の開発、既存商品の改善、管理栄養士との共同開発など、食と健康に関する事業づくりをご検討の企業様は、お気軽にお問い合わせください。







